今日は雨だったし、6限の授業があったので、部活には行かなかった。
うちの大学は基本的に、月曜日がオフで、残りは毎日午後3時から合同練習。
けれども、親切なことに授業(学業)優先である。
3限までに授業が終わる人は午後3時から合同練習に参加。
4限に授業が終わる人は遅れて(5時前くらいから)合同練習に参加。
5限以降に授業が終わる人は、その日は合同練習に参加しなくても良いのだ。
レポートが「大量」に溜まっているが、今日は『ウエイトトレーニング』について。
100mランナーにとって、
ウエイトトレーニングが必要なのかどうなのかは賛否両論。判断は付け難い。
実際、自分も高校時代、確信の持てる情報が全くなかったので、
本格的なウエイトトレーニングは練習に取り入れなかった。
だけど、今は、100mランナーにとってウエイトトレーニングが
欠かすことのできないトレーニングの一つだと自分は思っている。
100mのみならず、陸上競技の大半は体のみを使って競う競技。
つまり、レース中にただ一つ頼れるものが自分の体。
武器は自分の体のみなのだから、力を発揮できるように鍛える必要がある。
ウエイトといっても、重たい重量を上げたり、筋繊維を太くさせたりという行為は、
速く走るという動作にはきっと結びつかない。
それを勘違いしてトレーニングを進めていくと、体が重くなり、バネを失う恐れがある。
それだけは避けなければいけない。
それではどうすべきなのか・・・?
単に、軽い重量で速く動かすトレーニングを増やせばいいという考えも間違い。
常に速い動きでトレーニングを進めたところで、特に狙って何かを鍛えることはできない。
ここでは、特に下半身のトレーニングに焦点を合わせて話していく。
100mの疾走において、求められる筋肉の仕組みとしては、接地時間(0秒1以下の世界)内に、いかに大きな力(キック力)を加えられるかである。
しかも、接地する瞬間、体重を支えている足に加わる衝撃力はとても大きい。その中で、大きなパワー(キック力)を発揮しなければならない。
そのために必要なトレーニングは、常に速く動かすというものではない。
ましてや、ゆっくり動かすものは問題外である。
100mランナーにおける、ウエイトトレーニングで最も意識しなければいけないことは「切り替えし」の瞬間ではないかと考えている。
切り替えし動作こそ、スプリンターが考えるべきポイントであろう。
最も負荷のかかる切り替えし動作の際に最も力を加えることが走りの際に発揮するパワーを向上させることが出来る。
あとの動作では力を入れずに、弛緩させておけばよい。力を加えるのは一瞬である。
初動負荷に関して深い知識はないが、それに近いといったら近い考え方かもしれない。
ウエイトトレーニングを上手く生かせれば、きっと走りの技術にも結びつくだろうし、怪我もしにくくなるに違いない。
何も考えずに、どれだけの重量を持ち上げれた!という達成感を追い求める練習ではあまりに効率が悪すぎる。
最悪の場合、副作用(体が重くなる・バネを失う)も出てくる。
ウエイトトレーニングも、走練習と同じで、常にどういう目的で何を意識すべきかを考えてやらなくては効果が期待できない。
私がウエイトトレーニングを本格的にスタートしたのは今年の2月の頭なので(知識を勉強したのが去年の12月頃)、まだ半年ほどしか経っていないので、まだまだわからないことばかりである。
今回は、ただ、ウエイトトレーニングに関する自分の意見を述べたにすぎない。
けれども、これが、誰かの力になってくれれば嬉しい。
それと同時に、他のスプリンターの意見も聞きたい。