まず最初に,去年の冬の練習法は自分の中で決して間違っていなかったと思う.
実際に記録のアベレージは上がり,記録のマックス値も0.2秒更新できた.
大学ではシーズンが始まってすぐに関西インカレ,全国インカレといった大きな試合があるため,
ピークをある程度早めに持ってこないといけない.
なので,今年の冬の練習も去年と大きく変えるつもりはない.
ただ,改善すべき点は多くあったので,そこは良くしていきたい.
改善すべき点
・レース全体を意識した練習が少なく,スタート→加速→スピード維持の繋ぎの部分の練習ができていなかった.レース構成を考えた練習が必要.
・腰回りの筋力の大切さを知っておきながら,集中的に強化できていなかった.ウエイトは強化の割合を考えて行う.
・練習バランスが均等ではなかった.走跳力柔をほぼ均等に行い,力の最大出力の仕方を体で覚える.走練習だけを行いすぎないように注意する.
・練習の全てに意味を与えることができていなかった.仮になぜそれを行っているかと聞かれて答えられないような行為は練習とはいえない.全ての練習に意味を与える必要がある.
・体をもっと大切にする.定期的に治療院へ通って,怪我を完全防止する.怪我をしてしまっては目標を達成することが困難になる.事前の対策をしっかりと行う.
・計測タイムにこだわり,走りの技術力向上に集中できていない時があった.何のための練習かを忘れない.
大まかな計画
11月(走り中心):ウエイト再開.練習リズムを確立させる.目指す走りを見つけ,その実現に何が足りないかを考える.
12月(ウエイト,坂中心):常に考えて走る.練習バランスが崩れないように全ての能力を上げる.
1月(スタート練習中心):短い距離(30m・50m等)で出力の仕方をマスター..
2月(ウエイト中心):強化月.加速走,100m計測をメインに走ると同時に,体力強化に努める.
3月(150m中心):レース構造を意識して走練習.実際のレース,あるいはそれ以上の距離(150m)を多く試合準備.
4月(シーズン開幕):調整方法を確立させる.
5月(関西インカレ):ピークを合わせる.意識を高める.
6月(全国インカレ):最高の思い出を作る.
超回復の原則
ただひたすらトレーニングをするだけではパフォーマンスは上がらない.超回復の原則を採用して練習計画を立てる.超回復の原則とは「週が進むにつれて段階的にトレーニング強度を上げていき,強化トレーニングの次の週に回復週が来るようにする」もの.
”標準週”…そのトレーニング期間の基準となるトレーニング内容・量を設定
”一般鍛錬”…超回復を用いるため一時的にトレーニング負荷(量)を大きくする.
”回復”…強化週の次には必ず設定するようにする.疲労の回復を重点に置く.
このサイクルの繰り返しによって,トレーニングを進める.